3M™ ハーネス型安全帯・ランヤード
取扱製品3M™ ハーネス型安全帯・ランヤード
40年以上にわたる、3M™ フルハーネス製品づくりへの思いとこだわり
1940年から墜落防止用製品を提供し続けて約80年の歴史
40年間鍛え抜かれてきたフルハーネスとランヤード
全世界75カ国以上で現場の安全をサポート
3M社は1940年に世界で最初の安全ブロックを開発して以来、さまざまな墜落防止用ソリューションを約80年間、世界の高所作業に従事する方々へ提供してきました。1970年代にフルハーネス製品の供給を開始し、すでにフルハーネスが必須とされている欧米で築き上げられた高い安全性と快適性をあわせ持つ製品を、2017年から日本でも展開しています。製品シリーズ一覧
3M™️ フルハーネス製品
新規格に適合した3M™ フルハーネスは、墜落制止時の安全性に加え、現場の方の声も取り入れることでフルハーネス着用時の快適性と作業性を実現しております。幅広いラインナップから作業や用途に最適なフルハーネスをお選びください。
3M™️ ランヤード製品
ショックアブソーバを備えたランヤードは、そのショックアブソーバの種別がフックを取付る設備の高さ等に応じたものを選択する必要があります。
また新規格のランヤード製品には、それぞれの製品に墜落制止時の「落下距離」の情報が設けられています。使用前に作業床の高さと落下距離を確認し、墜落を防ぐことができるランヤードをご選択ください。
落下距離は取扱説明書、 ランヤード製品のラベルに記載があります。
落下時の衝撃によってロックする機能が備わった巻取り式ランヤードは、ロック機能により、その他のランヤードに比べて落下距離を短くすることができます。
落下距離は取扱説明書、 ランヤード製品のラベルに記載があります。
落下時の衝撃によってロックする機能が備わった巻取り式ランヤードは、ロック機能により、その他のランヤードに比べて落下距離を短くすることができます。
製品詳細およびその他オプション品につきましては、下記メーカーサイトおよびメーカーカタログをご覧下さい。
2019年2月 労働安全衛生法施行令が改正
墜落・転落による労働災害を防ぐために
厚生労働省より報告された「平成29年労働災害統計」によると墜落、転落による死傷災害は年間約2万件。
これは一日あたり50人もの作業者が墜落、転落により被災していることになります。
こうした背景を受けて厚生労働省は、安全帯の性能要件見直しと適切な使用方法習得の義務化を主な柱とした法改正を実施しました。
これは一日あたり50人もの作業者が墜落、転落により被災していることになります。
こうした背景を受けて厚生労働省は、安全帯の性能要件見直しと適切な使用方法習得の義務化を主な柱とした法改正を実施しました。
安全帯は「墜落制止用器具」に変わりました
墜落制止用器具には「フルハーネス(一本つり)」「胴ベルト(一本つり)」およびそれらと取付け設備とを接続させる「ランヤード」が含まれます。
従来安全帯に含まれていた「胴ベルト(U字つり)」は単独での使用ができなくなります。
ワークポジショニング作業には上記の墜落制止用器具にU字つりロープ等の器具を付加してご使用ください。
従来安全帯に含まれていた「胴ベルト(U字つり)」は単独での使用ができなくなります。
ワークポジショニング作業には上記の墜落制止用器具にU字つりロープ等の器具を付加してご使用ください。
改正前 | 改正後 | |
---|---|---|
ハーネス型(一本つり) | ハーネス型(一本つり) | 原則 |
胴ベルト型(一本つり) | 胴ベルト型(一本つり) | 使用高さによる |
胴ベルト型(U字つり) | 胴ベルト型(U字つり) | 使用不可 |
高所作業では、フルハーネスの着用が原則となりました
作業箇所の高さが6.75mを超える場合はフルハーネス着用必須
フルハーネスは複数のベルトで身体を支えることができるため、墜落制止の際に衝撃を分散し、胴ベルトに比べて身体保護の観点でより安全性が高くなります。そのため、墜落制止用器具はフルハーネス型が原則となります。
事業者は取付け設備の高さ、作業者の体重と装備品の合計の質量、作業内容等を確認して適切な墜落制止用器具を選択する必要があります。作業箇所の高さによっては胴ベルトの使用が可能な場合があります。
※柱状の作業等、建設業のフルハーネス着用必要高さは、墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドラインによる
安全衛生特別教育の受講が必要です
過去に安全帯を着用したにも関わらず使い方が誤っていて重大事故につながった事例があります。
高所で安全に作業を行うため、製品および作業に関する知識、正しい使用方法を理解することが重要です。
2019年2月以降にフルハーネスを着用して作業に従事する場合には、事前に安全衛生特別教育を受講し、製品および作業に関する知識、正しい使用方法を習得する必要があります。
高所で安全に作業を行うため、製品および作業に関する知識、正しい使用方法を理解することが重要です。
2019年2月以降にフルハーネスを着用して作業に従事する場合には、事前に安全衛生特別教育を受講し、製品および作業に関する知識、正しい使用方法を習得する必要があります。
フルハーネス・ランヤードの構造規格も変わります
墜落制止用器具(安全帯)の要件を国際規格に整合させ、より確実に安全を担保するため、構造規格およびその測定方法が示されるJIS規格も改訂されます。
性能の数値だけでなくテストの方法自体が変わる項目、新設される項目もあります。
フルハーネスであっても新規格に適合していない製品は2022年1月2日以降は高所作業で使用することができなくなります。
性能の数値だけでなくテストの方法自体が変わる項目、新設される項目もあります。
フルハーネスであっても新規格に適合していない製品は2022年1月2日以降は高所作業で使用することができなくなります。
使用可能な最大質量をご確認ください
フルハーネス、ランヤードの各製品には、85kg、100kg、100kg超のいずれかの使用可能な最大質量が設定されます。
事業者は、作業者の体重と装備品の合計の質量が、それぞれの墜落制止用器具の使用可能な最大質量以下のものを選択する必要があります。
事業者は、作業者の体重と装備品の合計の質量が、それぞれの墜落制止用器具の使用可能な最大質量以下のものを選択する必要があります。
ランヤードはタイプ1・2から選択が必要です
ショックアブソーバを備えたランヤードは、そのショックアブソーバの種別がフックを取付る設備の高さ等に応じたものを選択する必要があります。
腰より高い位置にフックをかける場合はタイプ1のランヤード(第一種ショックアブソーバ付)、足元に掛ける場合はタイプ2のランヤード(第二種ショックアブソーバ付)をご選択ください。
腰より高い位置にフックをかける場合はタイプ1のランヤード(第一種ショックアブソーバ付)、足元に掛ける場合はタイプ2のランヤード(第二種ショックアブソーバ付)をご選択ください。
ランヤードタイプ | 想定使用シーン |
---|---|
タイプ1(第一種ショックアブソーバ付) | 腰より高い位置にフックをかける場合 |
タイプ2(第二種ショックアブソーバ付) | 足元に掛ける場合 |
政省令の改正スケジュール
現在ご使用の安全帯が新規格に適合しない場合は2022年1月2日より後には使用できなくなります。経過措置期間終了までに、新規格適合の墜落制止用器具をご準備ください。
3M社の協力の元、高所作業に携わる皆様の安全に対する知識や意識の向上、またハーネス型安全帯の装着技術の向上のために、墜落制止デモンストレーションを行うことが可能です。専門のスタッフが皆様の現場やご指定の場所にお伺いし、実際に墜落が制止される様子を再現し、より安全な墜落制止ソリューションを提案致します。
詳細については、弊社までお問い合わせ下さい。
詳細については、弊社までお問い合わせ下さい。
デモンストレーションの内容
1.墜落防止実験(墜落防止用製品の働き方の紹介)
- ランヤードとショックアブソーバーの有無による衝撃の違い
- ランヤードと安全ブロックの墜落距離の違い
- 墜落距離の計算方法
2.吊り下げ体験(墜落防止用製品を正しく使用する方法の紹介)
- 墜落防止姿勢による、ハーネス型安全帯と胴ベルト型安全帯の身体への負担の違い
- 正しいハーネスサイズ、使用、点検方法
- フックの正しい使い方
- 墜落防止後に安全に救助を待つ方法(墜落防止うっ血対策ストラップの効果)