3M™ スコッチカル™ グラフィックフィルム FGS-Ⅰ

取扱製品3M™ スコッチカル™ グラフィックフィルム FGS-Ⅰ
本製品について
3M™ スコッチカル™ グラフィックフィルム FGS-Ⅰ

板材のような仕上がり概観を実現するサインマテリアルの登場!

アルミ複合板の代替して仕様できる屋内装飾用途のフィルムです。
日本国内の標準的な屋内の環境下に施工した場合、約5年の耐候性(褪色・光沢変化等色味の変化)を有しています。

※耐候性の数値は弊社試験結果に基づく予想される年数であり、保証年数ではありません。
※施工方法や貼り付け下地の状況、使用環境により、この値より短くなる場合があります。また、剥がれや浮き等の外 観異常に関しては貼り付け下地や使用環境により大きく変わります。

 

  • 印刷層:3M™ スコッチカル™ グラフィックフィルム FGS901
  • 両面粘着層:3M™ スコッチカル™ グラフィックフィルム FGS400

特長1:安心安全

落下リスクの小さい、安心安全なサイン

安心安全
安心安全

看板落下のリスクを軽減し、安心安全なサインを。

軽量化と強固なせん断力を実現した本製品は、落下リスクの小さい長期的なサインを実現することができます。
また、ビスを打つ必要が無く、ビス周りの劣化による落下の心配もありません。

特長2:施工性

エア抜け性が良く簡単に施工が可能

FGS-Ⅰをロールにしたところ
エア抜け性が良く簡単に施工が可能に

易施工による短時間施工を実現。

カッターで簡単にカットができ、軽量のため丸めてラクに運搬できます。
特殊凹凸のある粘着面により位置あわせが容易で、またスキージーだけでキレイにエア抜けし、施工できます。

特長3:コスト削減

ロール状梱包、運搬可能で板材に比べ梱包費、送料などのコスト削減を可能に

アルミ複合板サインに比べ、加工・施工の工程を削減でき、コスト削減につながります。

アルミ複合板とFGS-Ⅰにおける加工・施工工程の比較

アルミ複合板とFGS-Ⅰにおける加工・施工工程の比較
※ 保証するものではありません。
製品特性

製品の構造

本製品は、3M™ スコッチカル™ グラフィックフィルム FGS901に逆像印刷するタイプです。

本製品は、3M™ スコッチカル™ グラフィックフィルム FGS901に逆像印刷するタイプです。
  FGS400 (両面粘着フィルム)    FGS901 (透明レセプターフィルム)
サイズ 1270mm×25m 1270mm×25m
コア 3インチコア (内径77mm) 3インチコア (内径77mm)
材質 ポリエステル アクリル樹脂
フィルム色 白色(貼り合わせ側) 透明
厚さ (代表値) 0.29mm (剥離紙含まない)  0.05mm (透明バッキングテープ含まない)
重量 (代表値) 354g/m2 (剥離紙を含まない) 56g/m2 (透明バッキングテープ含まない)
ロールの表側 アクリル系白色粘着剤(感圧型) アクリル系印刷レセプター※
ロールの裏側 特殊アクリル系粘着剤(感圧型) 透明バッキングテープ※
貼り付け温度 10~38℃ ---
使用可能温度 0~60℃
せん断力(代表値) 110N (アルミニウム板上 接着面積300mm2にて測定)
接着力(代表値) 4N (モルタル板上 25mm幅にて測定)
※FGS400の印刷面と透明パッキングテープ面の見分け方:
製品を折り曲げて同一面同士を指で擦り合わせます。摩擦の大きい方が印刷面、滑りやすい方が透明パッキングテープ面です。

【試験方法】
フィルム厚:JIS K 7130に準ずる。
せん断力:JIS K 6850に準ずる。
接着力:JIS Z 0237に準ずる。
特性における数値は、原則として温度20℃・湿度65%での試験結果を基にしています。
貼り付け下地に関する注意事項
貼り付け下地 下地に関する特記事項    施工可否
コンクリート タイル自体の凹凸が少ないもの 施工可
塗装/クリア済みコンクリート 表面がザラザラではないもの 施工可
陶磁器タイル タイル自体の凹凸が少ないもの
表面がザラザラではないもの
施工可
石タイル 凹凸が大きいものは不可 施工不可
石/レンガ 凹凸が少ないもの
表面がザラザラではないもの
施工可
スタッコやリシン 凹凸が大きいものは不可 施工不可
塩化ビニル樹脂系フィルム
(壁紙など)
凹凸が少ないもの 施工可
その他平滑下地 焼付け塗装金属面など 施工可
  • 平面・緩やかな2次曲面のみ施工可能です。緩やかであっても3次曲面には施工することが出来ません。
  • 使用期間を想定した試験施工を一定期間※1実施し、外観異常(浮き、剥がれ、変色等の有無)がないことを確認し判断して下さい。
  • 凹凸が大きい下地へフィルムを施工した場合、十分な接着力が得られず浮きや剥がれが発生する可能性があるため、施工は避けてください。
  • 貼り付け下地の形状によっては、貼り付け後のフィルム外観が平滑とならない場合があります。
  • 目地のある下地へ施工する場合、フィルムを目地に追従させて貼り付けないでください。経時でフィルムの膨れ等の外観異常が生じる恐れがあります。
  • 著しく劣化している下地 ( 脆い・激しいクラック等 ) への施工は避けてください。フィルムが短期間で剥離する恐れがあります。
  • 貼り付け下地がチョーキングを有している場合、下地表面を清掃しチョーキングを除去してからフィルムの施工を行ってください。表面清掃によってチョーキングが除去できない場合は、プライマー等で下地処理を行い、チョーキングを除去してからフィルムの施工を行ってください。
  • 結露し易い箇所は、十分な接着力が得られず浮きや剥がれが発生する恐れがあります。
  • 水の染み出しが激しい下地(例. コンクリートブロック等)に施工した場合、浮きや剥がれが生じる可能性があるため、 施工は避けてください。
  • 貼り付け下地およびご使用用途によって、プライマーによる下地処理が必要となります。詳しくは製品施工説明書をご参照下さい。
 

※ 実際の御使用期間、もしくは、半分程度の期間の養生期間を推奨。 最低でも1ヶ月間は経過を観察してください。

※ 施工可能な下地であっても、下地の状態(チョーキングや下地の吸水性等)により施工できない場合があります。

施工に関する注意事項
  • 雨や直射日光が当たる箇所への施工は避けてください。
  •  凹凸が大きい下地や 3 次曲面に貼り付けは行わないで下さい。フィルムの浮きや剥がれ等の外観異常が生じる恐れ があります。
  •  厚く硬いフィルムのため、しっかりとフィルム前面を圧着してください。圧着が不十分の場合、経時でフィルムに浮 きが生じる可能性があります。
  •   施工時にフィルムを伸ばさないでください。元に戻る力が働き、経時で剥がれや浮きが発生する可能性があります。
  • 貼り付け下地温度が 10℃未満の場合、十分な初期接着力が得られず剥がれが発生する恐れがあります。ヒートガン やジェットヒーター等を用いて下地を温めた後、フィルムの施工を行ってください。
  • フィルムと下地の間の空気を中央から左右に押し出すように空気を抜いて下さい。また、フィルム端部は念入りに圧 着してください。
  • グラフィックスに傷が入る恐れがありますので、施工時に 3M™️ スキージーPA-1 の角部をグラフィックスに当てな いようにしてください。
  • 目地のある下地に施工する場合、フィルム端部が 2-3cm 程度目地の内側になるようフィルムを配置してください。
  • 目地のある下地に施工する場合、目地の箇所にフィルムを押し込んで圧着しないでください。押し込んだフィルムが 歪み、経時で浮きや剥がれが発生する恐れがあります。
  • 3M™️ スコッチカル™️ ペイントフィルム PF901APと他社製品(フィルムやアルミ複合板など)を組み合わせて使用しないでください。他社製品と組み合わせて使用した場合、予期せぬ不具合が生じる恐れがあります。
  • 屋内使用用途において、緩やかな 2次曲面への施工や剥がさず長期間使用する場合は、フィルム施工前にプライマーを用いて下地処理を行うことを推奨します。なお、使用するプライマーは 3M™ プライマーDP900N3 または 3M™ プライマーEC1368NT のいずれかとなり、貼り付け下地の種類によって異なります。 詳しくは、下記別紙の使用説明書中の項目「適応下地」をご参照ください。 (3M™ プライマーDP-900N3 使用説明書、3M™ プライマーEC-1368NT 使用説明書)
製品に関する注意事項
  • 本製品は約5年の耐候性( 褪色・光沢変化等の色味変化 )を有していますが、施工方法や使用環境により異なる場合があります。特に剥がれや浮き等の外観異常に関しては、貼り付け下地や使用環境により大きく変わります。
  • 粘着剤の特性により施工直後は凹凸が目立ちやすい傾向にあります。約1週間程度で、目立ち難くなります。(ただし、貼り付け下地により異なります。)
  • 剥がさず長期間使用する用途においては、フィルム施工前にプライマー処理をすることを推奨します。なお、使用するプライマーは貼り付け下地によって異なります。製品説明書をご参照ください。
  • FGS901は印刷面の逆面が製品表面となりますので、逆像(ミラー)で印刷してください。逆像印刷の方法は各プリンタおよびRIPソフトウエアの説明書をご覧ください。
  • 本製品は、防火認定を取得している製品ではありません。
  • 本製品はフィルム自体にコシがあるため、貼り付け下地や設置環境によって除去することが可能です。剥離作業時に手を切らないよう十分注意してください。ただし、恒久タイプの粘着材を使用しているため剥離時に下地へ糊残りや下地の破損・フィルム剥離痕が生じる可能性があります。下地上に残留した粘着材は、イソプロピルアルコール等で除去することが可能です。
  • その他製品に関する注意事項の詳細は製品説明書をご参照下さい。
施工方法について

施工の流れ

各工程の詳細については、施工説明書をご覧下さい。
屋内施工の流れ
屋内施工
  • FGS-I貼り付け後、別途エッジシールテープでの固定は必要ございません。
  • 分割のある場合、FGS-IとFGS-Iの間に隙間の無いように、ピッタリとくっつけて下さい。